10月末に行われた「2023プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」で、岩崎中学校出身で、現在、桐蔭横浜大学硬式野球部に籍を置く古謝樹(こじゃたつき)投手が東北楽天ゴールデンイーグルスから、1位指名を受けた。
古謝投手は最速153Kmを誇る左腕。湘南学院高校=横須賀市=を経て桐蔭横浜大学に進学した。瀬戸ケ谷小時代に山友スターズで野球を始め、岩崎中学校では軟式野球部に所属。中学・高校とまったく無名の存在だったが、大学で球速が大幅に伸びただけではなく、ボールの出所が見えないフォームという強みもあり、一躍ドラフト候補に躍り出た。
同大学野球部は今シーズンの神奈川大学野球春季・秋季リーグで優勝を果たしており、その原動力として活躍。また、7月にアメリカで行われた第44回日米大学野球選手権大会では日本代表の一員として出場している。
ドラフト会議当日、学校法人桐蔭学園の溝上慎一理事長と野球部の齊藤博久監督に挟まれながら中継を見ていた古謝投手。「心の中では緊張していた」という待ち時間となったが、3回目の1位で楽天から指名をされると笑顔を見せた。
共同記者会見では湘南学院時代に指導を受けていた小倉清一郎臨時コーチへの感謝の気持ちを交えながら「1年でも長く怪我のない現役生活を送りたい。結果も出しつつファンの皆さん、子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」と抱負を述べた。
古謝投手の武器は「いい時のボールは絶対に打たれない」と齊藤監督からも太鼓判を押されるストレート。今後はストレートを引き立てるための変化球や投球術を伸ばしたいと先を見据える。齊藤監督からは「1年でも早くローテーションに入り、10勝、15勝できるピッチャーに」と期待が寄せられた。
大学入学まで目立つ成績ではなく、「常に下の位置からだった」と振り返る古謝投手。会見でも這い上がるという強い気持ちが今に繋がっていると語った。自身のモットーである「下剋上」を胸に1軍の舞台を狙う。
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