上菅田小学校と笹山小学校が統合し2020年の春に開校した「上菅田笹の丘小学校」(世古正樹校長)の児童が1月11日、上菅田小学校跡地に建設が進められていた新校舎へ初登校した。
上菅田笹の丘小学校は笹山小の児童数減少や両校の校舎の築年数の問題などから統合され誕生した。旧上菅田小の跡地に建設された新校舎は、23年3月までの竣工をめざし工事がスタート。当初、新年度が始まる23年4月から新校舎での授業開始が予定されていたが、地盤改良工事の必要性が発生したため工期を延長し昨年10月に竣工していた。
中庭囲み「ロの字」型
丘の上に建つ新校舎は中庭を囲むように「ロの字型」に校舎が配されているのが特徴のひとつ。窓が多く校舎内が明るいことも印象的だ。
12月上旬には全児童が新校舎からの「下校練習」を実施。さらに年内最終日となった22日には防災ヘルメットなどを持ち移動した新校舎から帰宅するなど、何度かは新たな学び舎に触れる機会があったが、初の登校日となったこの日は午前8時5分の開門を前に200人近い児童が列を成した。
教員が「早く来すぎだよ。あと10分遅くて大丈夫」と声を掛けると、「新しい校舎が楽しみで待ちきれなかったんだよ」などと高ぶる気持ちを口にし、校舎の中に入ると「新しい匂いがする」「ランドマークが見えた」「富士山も見えるんだ」など、校内を巡りながら話す児童も数多く見られた。
校庭の全面利用10月から可能に
校庭については段階的に使用ができるようになる。全面利用は10月15日からで、それまでの期間、体育の授業は体育館で行われる予定だ。
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