横浜国立大学の藝術文化創作サークル「ART×ENT」が保土ケ谷消防署と保土ケ谷消防団の活動を紹介する動画を作った。
動画は約10分間で、タイトルは「菫ノ誓(すみれのちかい)」。横浜市のYouTubeチャンネルで公開されている。
同大学などがロケ地で、消防職員と消防団員が日頃の業務や活動について紹介している。教育施設での火災を想定したドラマパートもあり、消防関係者のほか、同大学の学生や地域住民も出演。火災発生時の現場がリアルに表現されている。
これまで、消防職員が紹介動画を作っていたが、編集技術などに限界があったという。消防署は「保土ケ谷が一体となり、よりクオリティーが高い作品にしたい」と考え、「ART×ENT」に制作を依頼した。ART×ENTは消防署と打ち合わせを重ね、消火活動や人命救助などの情景がイメージできる作品に仕上げた。
消防署の堀田廣公署長ら関係者は、動画を制作した学生に感謝の気持ちを伝えようと、1月30日に同大学を訪問。ART×ENTの永友悠稀さん、池田光葉さん、古屋大偉さんに感謝状などを手渡した。
永友さんは「サークルとして、地域に根差した活動を大切にしている。動画が一人でも多くの人に見られることを期待し、消防署や消防団のPRになれば」と話した。堀田署長は「『共創』が作品作りのテーマだった。消防署のニーズに沿った動画を作っていただき、学生の皆さんには感謝の気持ちでいっぱい。今後も地域と連携した取り組みを重視したい」とあいさつした。
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