市政報告【10】 ごみ集積場所の課題解決に向け市長に提言 横浜市会議員 森ひろたか
近年、区内各所で主に単身者向けの8世帯前後の小規模な集合住宅に建て替わっていくのをよく目にします。
集合住宅においては、町内・自治会に加入する入居者が少ないため、ごみの分別や排出マナーに関する理解が浸透しにくく、集積場所が荒れてしまう問題や建築の際、建築基準法にごみ集積場所の設置に関する基準がない。また、建築基準法に基づく条例による規制も出来ないため、管理に携わる地域の皆さんが対応に苦慮するという声が多く寄せられていました。
先日(9月13日本会議)山中市長に対し、地域で起きているごみ集積場所の現状と課題解決に向けた方策について具体提案し、建築手続きの早期の段階で横浜市建築局と資源循環局が情報連携を強化し、事業者に対し、地域住民と協議・調整をしたうえで既存の集積場所を使うことを原則としながら、利用困難な場合は敷地内に新たな集積場所を設けることの指導強化と10世帯未満の集合住宅に関する集積場所設置基準の見直しについて順次進めていくこととなりました。
長年に渡って悩まされてきたごみ問題。現行法では根本的な解決を図ることが難しい課題ですが、集積場所設置基準を見直すことを視野に入れた改善の回答を引き出せたことは、集積場所の課題解決に向け大きな一歩を踏み出すことができたと受け止めています。引き続き、国とも連携を図りながら様々な地域・生活課題の解決に向け、粘り強く取り組みを進めてまいります。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|