常盤台地区で2017年に立ち上がった庭の手入れボランティア「ありが隊」が今春から本格的に稼働を開始した。20人ほどの地域住民有志が隊員となり独居の高齢者宅などで草刈りや庭木の剪定などに汗を流している。
気温が高くなりはじめた4月上旬、常盤台の丘の上に建つ1軒の住宅に農機具を手にした男性5人が集まった。5人が向かったのは雑草が生い茂った庭だ。
家主の鈴木成さんは87歳。戦後間もない1950年からこの地で暮らしている。庭には鉢植えや家庭菜園があったと言うが、ご主人が他界して以降、ここ数年は自身の体調の問題もあり庭に手を入れられずに困っていたという。民生委員から紹介されたのが住民有志で組織する庭の手入れ有償ボランティア「ありが隊」だった。
メンバーは手際よく作業を進め、1時間ほどで生い茂った雑草を除去。「自分の家の庭だから、本来は自分で手入れしなければいけないのだけど、本当にありがたい」。鈴木さんは作業を見守りながら手を合わせた。
すでに多くの出動要請
同地区では横浜国立大学と協働で地域課題解決へ向けたワークショップを定期的に開催。これまで防災マップや支え合いマップなどを作り上げてきた。
16年度にテーマとしたのが「町の人材バンク」。地域の困りごとに関するアンケート調査の結果、介護保険が適用できない庭の手入れに需要があると判断し翌年、「ありが隊」を発足。昨年度は講習会に参加し技術習得を図るなど本格稼働へ向けた準備を進めてきた。
すでに多くの依頼が寄せられておりメンバーのひとりは「高齢者の独居宅が増えている。活動を通じて地域内で顔の見える関係が構築される。世代を問わず多くの地域住民が参加してもらえれば」と話す。問い合わせは常盤台地域ケアプラザ生活支援コーディネーター・森谷さん【電話】045・339・5701へ。
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