潮田中学校女子剣道部が、あす8月19日から長野県で開催される第46回全国中学校剣道大会に出場する。全国大会は2年ぶり4回目。持ち味は全員で戦うスタイルという同部が、一丸となり日本一をめざす。
前年優勝校も撃破
団体戦は優勝校のみが全国出場となる7月の県予選。昨年全国優勝を果たし、最大のライバルとしていた都田中=都筑区=を準決勝で撃破し、決勝では六角橋中=神奈川区=を代表戦までもつれながらも倒し、悲願の全国出場を決めた。
杉本咲妃主将(3年)は「去年は自分が負けて出られなかった」と今年にかけた強い思いを吐露。「大会前にチームがバラバラになったけど、近づくにつれて一丸になれた。全国を決められて安心した」と笑顔で振り返った。
もっか成長中
強豪校がそろう3月の東日本中学校選抜で初優勝、全国大会のプレ大会となる5月の松代藩文武学校旗争奪中学校選抜剣道大会でもベスト8など、実力をつけてきた女子剣道部。顧問の大塚陽介教諭は「優勝まで届かない距離ではない」とチーム状況を分析する。
さらに今夏、制覇した県予選も含め、ここ数年レベルが上がっている市大会で優勝するなど、「この夏の大会で成長している」と大塚教諭。唯一、関東大会予選決勝で都田中に屈したが、「全国の前に一度負けたのは逆にプラスになる」と話す。
全部員一丸で挑む
先鋒から大将まで、登録選手7人のうち、5人で戦う団体戦。ここ数カ月、登録も出場選手も毎回異なり、全部員13人全員で戦うという女子剣道部。大塚教諭は、「女子はこれまで決勝で負けたり、悔し涙を流してきた。優勝を目ざしたい」と意気込む。
一昨年に全国制覇、昨年は準優勝と、県6連覇がかかった男子は予選3位と涙をのんだ。杉本主将は「男子の分もがんばりたい。このチームで最後だから、3年生を中心に、日本一を目ざす」と活躍を誓った。
個人も2人出場
県予選上位2人が出場できる個人戦では、女子は杉本主将が優勝、男子は団体戦で大将を務めた飯嶋紘輝くんが準優勝を果たし、出場を決めている。
杉本さんは「悔いの残らないように精一杯やる」と話し、飯嶋くんは「団体戦で負けた男子部員たちの思いを背負って戦う」と強い決意を示し、ともに全国制覇に挑む。
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