馬場花木園で、この時期の目玉となっているハス。育成不良だった昨年を受け、同園が様々な対策を講じたところ、今年は葉の量も花付きも好調。4年前から同園で勤務している山口光憲さんは「今までで一番花が良く咲いている」と笑顔を見せる。
ハスは、6月中旬から葉が伸び始め、後に花が咲き始める。例年は水面のほとんどが葉で埋まるのに対して、昨年は池の5割程度しか葉で埋まらず、水面で枯れているものも多かった。
それを見かねた同園が専門家に相談。山口さんは「ハスは当園のメインとなる花の一つ。やれることは全てやろうと思った」という。
土壌改良に使われる有用微生物のEM菌を年明けから半年近くまきつづけ、高圧洗浄で不要な泥を取りだし、土を柔らかくした。また、新しい株を植えたほか、池の水位を下げて水温を上げるなど様々な対策を講じた。
その結果、今年は8〜9割ほど葉で水面が埋まり、花はすでに30株近く付いている。まだつぼみもあるため、これから咲くものもある。
観賞に訪れた女性は「もうこんなに花が咲いているのね。綺麗」と喜び、山口さんは「対策のどれが効果的だったのかは分からないが、本当に良かった」と安堵の表情を見せた。ハスは7月いっぱいが見頃。
観賞会を開催
毎年恒例のハスの観賞会が7月14日と15日、同園=馬場2の20の1=で行われる。午前6時から開演。早朝にはハスの花が開く音が聞けることもある。申込不要直接同園【電話】585・6552。
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