鶴見消防団第3分団が7月25日、横浜市代表として出場した第51回神奈川県消防操法大会の小型ポンプ操法の部で、2位入賞を果たした。片柳則子分団長は「この結果を胸に、一層地域防災に励んでいければ」と話す。
不利な順番乗り越え
同大会は前年度の市町村大会を勝ち抜いた各地域の消防団が、消防操法技術を競い合うもの。神奈川県総合防災センター=厚木市=を会場に、ポンプ車操法と小型ポンプ操法の二部門が実施される。
横浜市からは、昨年の市大会で準優勝だった鶴見と、優勝した旭区の2チームが出場。いずれも、可搬式小型ポンプを使い、想定した模擬の出火場所に対しての放水までのタイムや、行動順序などを競う小型ポンプ操法の部にエントリーしていた。
当日は、県内17市町村の20消防団が出場した同部門で、トップでの演技となった第3分団。会場での事前練習はないため、最も不利とされる順番ながら、訓練の成果を発揮し、みごと2位に輝いた。最優秀は大和市消防団だった。
片柳分団長は「団員の努力の賜物。繰り返してきた訓練が実を結んだ」と喜んだ。
全分団らが支援
向井町や朝日町、寛政町など潮田東部方面を管轄する第3分団は、区内8分団中、2番目に少ない38人という団員数で活動している。「第3分団だけではできなかった。周囲の支えのおかげ」。今回の結果について、片柳分団長は振り返る。
昨年の区大会後、市、県と進む中で、各分団や消防署が協力。県大会出場が決まって以降は、週に2日、各分団を奇数と偶数にわけ、延べ400人ほどが毎週の訓練に参加。まさに鶴見一丸で取り組んだ結果だという。
同分団は、「大会で培ったことを地域防災に役立てていければ。誇りをもって取り組みたい」と今後の活躍を誓った。
![]() 県大会での演技
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