鶴見大学図書館で現在、「19世紀英国のブックデザイン―版元製本の美―」をテーマにした貴重書展が開かれている。期間は3月1日まで。同館はさまざまな貴重書を所蔵しており、定期的に展示を企画。今回で151回目を数える。
装丁は必見
産業革命後となる19世紀のイギリスは、印刷機や製本技術の発展から、読書が富裕層から一般大衆に広まった時代とされる。出版社などは読者獲得のため装丁に力を入れ始め、専門のデザイナーや画家などが手がけるものも登場。「ギフトブック」と呼ばれるプレゼント用の装丁本もあったという。
期間中は、クロスや革を使った装丁本18点を展示。監修した同大文学部講師の渡辺一美さんは「通常保管は厳重。パラフィン紙などで覆われているので、表紙が見られるのは貴重」と話す。
開館は、平日午前8時50分〜午後9時、土曜は午後6時まで。日祝休館。入場無料。
26日に講演会
2月26日には、渡辺さんを講師に、「19世紀英国のブックデザイナー」と題した講演会も企画されている。
時間は午後2時〜3時。入場無料。申込不要で当日鶴見大学図書館へ。詳細の問い合わせは同館【電話】045・580・8274。
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