NPO法人史季の郷がこのほど、矢向・江ヶ崎・尻手の歴史について、行政や自治の視点からまとめた冊子『矢向・江ヶ崎・尻手の成り立ち〜行政制度の移り変わりから見る〜』を完成させた。編集委員は、「新しい住民も増えている。これを読んで、この地域の様子を知ってもらえれば」と話す。
冊子はA4判でオールカラーの35ページ。同NPO法人の鴨志田正晴さんが中心となって歴史の資料や、地域住民への聞き取りをもとに執筆。同法人の篠窪進さんや矢向地域ケアプラザの遠藤知美さんらが編集として協力しながら約1年半かけて完成させた。
冊子には、鶴見区がいくつかの村だった時代の話や、横浜市に編入された経緯、区名の由来など、様々な歴史の要点が詰まっている。
同地域では4年前、地域住民によって矢向と江ヶ崎の歴史や文化をまとめた冊子が作成されており、歴史冊子の制作は二冊目となった。
冊子は500部印刷され、矢向地域ケアプラザ、新鶴見小学校コミュニティハウスで閲覧可能。各町内会や区役所、新鶴見小学校、矢向小学校、矢向中学校などにも送られた。希望者は200円で購入できる。
篠窪さんは「中学校の授業などでも活用してくれると嬉しい」とし、鴨志田さんは「様々な人から貴重な話を伺うことができた。先人の築いた歴史を伝えられれば」と話した。
問い合わせは同法人・鴨志田潔さん【電話】090・6545・3576。
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