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探究の時間ってなあに? 【2】 聖ヨゼフ学園小 無声劇で他者視点を学ぶ しぐさや表情の重要性を知る
聖ヨゼフ学園小学校で行われている探究の時間は、「自分で考える力」を養うため、教師が教えるのではなく児童自らが答えを導き出す。国際的なプログラムを実施するバカロレア(IB)認定校ならではの学習法だ。
2年生76人は、「私たちは自分をどのように表現するのか〜カラダは口ほどにものを言う〜」をテーマとし、ジェスチャーゲームや日常の自分たちの動画を撮り、振り返ることで、自分の視点だけではなく、他人から自分がどのように見られているかを学んできた。その集大成として、7月18日、桃太郎や大きなかぶ、浦島太郎などの物語を無声劇で行う発表を行った。
自分を俯瞰(ふかん)で見る
当日は、8つのグループに分かれて発表。保護者も参加し、児童らの発表が何の物語だったのかあてる形式で進められた。
桃太郎を演じたグループは、鬼とイヌ、サル、キジ役に分かれ、戦うしぐさを見せることで言葉を使わずに物語を上手く表現した。一方、ヘンゼルとグレーテルを題材にしたチームは場面を切り取り、状況を表現するのに苦戦している様子だった。発表を終え、8割程の保護者は児童らの発表をあてることができた。児童らは「表情やしぐさの方が言葉よりも先に伝わる」などと振り返り、自分の行動で他人がどう感じるかを学んだ。
PYPコーディネーターの齋藤真実教諭は「低学年は、自分中心の世界から少しずつ広がっていく時期。周りを見て、自分を俯瞰して見られるようになってほしい。他人の気持ちを知り、次はそれを認められるようになれば」と話した。
■聖ヨゼフ学園小学校(東寺尾北台11の1)【電話】581・8808
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