神奈川県による「かながわSDGsパートナー」の第2期登録式が10月3日、横浜市開港記念会館で開かれ、県内企業や団体など88者が新たに名を連ねた。区内関連では4社が登録を受けた。
持続可能な開発目標「SDGs」(エスディージーズ)は、国連で採択された2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するため、17のゴールと169のターゲットから構成される。
県のパートナー登録制度は、このSDGsについて、県内企業への推進拡大などを目的としたもの。企業に裾野を広げることで、個人レベルにまでSDGsを普及する狙いがある。
登録は、県内に事業所のある企業やNPOなどの団体、経済・社会・環境すべてに関わる取組を実施するなど、審査を通過する必要がある。今年度からの新事業で、4月の第1期分49者を合わせ、137者となった。
黒岩祐治知事は「一人ひとりが何をすればいいのか届けるのは大変だが、企業とパートナーを結ぶことで、血液が一気に流れる」と話した。
取組発信、周囲巻き込む
区内からは鶴見中央の文房具店(株)マルハチ、末広町のJFEエンジニアリング(株)、弁天町の(株)Jバイオフードリサイクル、小野町に研究所を置く(株)ユーグレナ=本社東京都=の4社が登録された。
マルハチの八木幹雄社長は、すでに取り組んでいることが多いとしながら、「この取組は自己満足で終わってはダメだと思った。アピールすることで周囲を巻き込み、みんなで社会に貢献したい」と話した。
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