児童虐待防止にLINE相談開始 市政報告みちよレポ【5】 心に寄り添う子ども家庭110番 横浜市会議員(自民党)東みちよ
新型コロナ感染症の収束が見えないなか、多くの方が不安な毎日を過ごされていることと思います。とくに家庭で過ごす時間が増えた自粛期以降、お子さんのいる家庭からは、さまざまな悩みも伺っています。
そんな皆さんの声に応えて横浜市ではLINEによる相談を7月からスタート。神奈川県が「かながわ子ども家庭110番」として運営していた体制に、横浜市も新たに参画しました(従来は横浜市民は対象外)。
私は昨年より児童虐待・DV対策問題に取り組んでいます。今年3月予算特別委員会等でも対策の一つとしてLINE相談を要望し、実証モデルが検討されていましたが、コロナ対策として、前倒しをしての運用開始となりました。
横浜市こども青少年局によれば、「子どもが反抗的で困っている」「子どもの対応に困って叩いてしまった」など、保護者の切実な悩みも届いているそうです。経験ある相談員が、親身にアドバイスし、時には児童相談所へつなぐことも。また、虐待を受けている子ども自身が相談できるのもLINEの強みです。
子どもからは「親からきつい言葉をかけられている」「両親がいつもケンカしていてつらい」などの声も届いています。しかし、声にならない声もまだまだあることでしょう。そうした声に手を差し伸べるのは大人の責任であり、政治がなすべきことと考えます。昨年は児童虐待防止のため児童福祉法が改正され、今年度から「児童の権利擁護」の施策が強化されています。
昨年度の横浜市の児童虐待の対応件数は1万件を超え、その半数は「心理的虐待」でした。
心の痛みは、なかなか目に見えないものです。だからこそ、こうした身近なツールを利用してもらうことで、家庭の悩み、子どもの悲しみに少しでも寄り添えることを期待します。
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横浜市の補助金を活用して「命を守る災害対策」を詳細は横浜市建築局建築防災課ホームページへ▼☎045-671-2930 https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/bosai/ |
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