県政レポートNo.6 製作/ためや義隆政務調査事務所 希望ある社会のために 新春対談 プロレスラー ザ・グレート・サスケ×神奈川県議会議員 ためや 義隆
2021年を迎え、コロナ禍は続くものの、ワクチン完成など明るい話題も出てきています。県政にとって今後必要な取り組みなど、元岩手県議会議員でプロレスラーのグレートサスケさんと意見を交わしました。
地域医療の拡充が原点
サスケさん(以下S)…2002年、岩手県南部の一関という町で、夜中具合の悪くなった赤ちゃんが救急車で病院に行ったところ小児科医がおらず、たらいまわしにあい、亡くなったんです。盛岡市周辺に運べば絶対に救えた命でした。赤ちゃん一人の命も救えなかった岩手県を、どうにか変えたいという思いが沸き起こり、政治の世界に。その後、光ファイバー回線での遠隔医療、ドクターヘリ導入など実現することができました。
ためや(以下T)…地域医療は神奈川県においても重要なテーマ。また今のコロナ禍にあって、医療体制の維持、医療従事者の方々への支援はまさに不可欠な課題となっていますよね。
コロナ禍で必要な支援
T…昨年を振り返ると、コロナ禍で飲食店など多大な影響を受け、時短営業要請も現在続いています。アート・文化に携わる方もかなり影響を受けたと思いますし、協力金の支給など休業と補償はセットでなければならないと考えます。
S…フリーランスは仕事がなければ収入がないので、やはり給付金などの支援は助かりますし、必要な施策だと思います。私も昨年は年初こそ東京ドームの試合に出ましたが、3月以降の試合はすべて開催不可に。しかしみちのくプロレスは緊急事態宣言が開けたらすぐに無観客で試合再開。転んでもただじゃ起きないぞ、という。
T…なるほど流石。ただ現在、苦労されている自営業の方も多いですし、また就職難で苦心される方も多く出る懸念があります。そうした方々を支援する施策、協力金はもちろん、就労支援施策などよりきめ細やかな対応が神奈川県にも必要といえますね。
希望のもてる社会を
S…東日本大震災の折、被災者の方々を慰問しました。皆さん元気を回復してきた頃、高齢の方に何が必要ですか、と聞くと「相撲とプロレスが見たい」と。ああ、これなんだ、と…。エンタメ業界って実はいらないんじゃないかと思ったりもしたんですが、しかし皆さん決してそうは思っていないという事を実感したんです。
T…私も文化は生きていく上で必要不可欠だと考えます。行政では予算など削られてしまいがちですが、文化のもつ意義、力は非常に大きい。医療同様、文化にかかわる方々への支援策もより必要ではないかと。
S…はい、我々が今やるべきことは何かというと、コロナで元気をなくした皆さんを奮い立たせること、それが使命なんだと思っています。
T…コロナ禍で私達の社会、価値観も変化しつつあります。県政も迅速かつ柔軟な支援策が重要、希望のある社会に向けて私も全力で取り組んでいきます。お互い頑張ってまいりましょう!
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