区内3事業所からなる安善町共同防災組織がこのほど、消防庁主催の技能コンテストで全国から10組織に送られる消防庁長官賞を受賞した。
隊員らは「安全、正確かつ迅速な操作の重要性を学んだ。培った隊員間の連携を活かしていきたい」と今後の活躍を誓った。
安善町共同防災組織は、災害発生防止などに努める石油コンビナート等災害防止法が1975年に施行されたことを受け、77年に設立された複数事業所による合同の自衛消防組織。区内臨海部には大黒町に同様の組織がある。
現在は、EMGルブリカンツ合同会社鶴見潤滑油工場、シェルルブリカンツジャパン(株)横浜事業所、セントラル・タンクターミナル(株)横浜事業所の3事業所で構成。計21人の隊員が交代しながら、365日24時間体制で安全を守っている。
全国29組織と戦う
このコンテストは、自衛防災組織に所属する防災要員の技能および、士気の高揚を図ることが目的。2014年からスタートした。
今年度は、全国30組織が参加。コロナ禍で予選はなく、30組織を一斉にビデオ審査する形で実施された。
屋外貯蔵タンクで火災が発生したことを想定し、消防車による高所泡放水活動の安全管理、隊長を中心とした連携活動、正確で確実な操作等が審査された。
同組織は、2017年に初出場し、総務大臣表彰を受けた。今回で2度目の出場となった。
隊員らは、「コロナ禍でこれまでと同じようにできない中、感染防止と熱中症に気を配りながら訓練を重ねてきた」とし、「目標の1位には届かなかったが、学ぶことがたくさんあった。今後の活動に活かせれば」と話した。
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