2022年度前期・NHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」(黒島結菜主演)の放送内容が3月3日に発表され、物語の舞台に鶴見が使われることが分かった。地元住民は「鶴見の良さを知ってもらえる」と喜ぶ。
ちむどんどんの舞台は米軍統治下にあった1960年代の沖縄。北部・やんばる地方で四兄弟の次女として生まれたヒロインが、西洋シェフを目指して上京するというストーリーだ。
東京に渡り、有名レストランで修業を積むことになったヒロインの下宿先が鶴見となっている。
NHK広報は、現在発表されている内容以外は未定としている。
仕事もとめて移住
鶴見と沖縄は深い関係がある。横浜・鶴見沖縄県人会(金城京一会長)によると、鶴見では大正末期から昭和初期にかけて埋め立て事業が行われ、多くの沖縄出身者が仕事を求めて移り住んだという。
当時の沖縄産業の中心はサトウキビ生産などの農業。凶作や砂糖価格の暴落などにより、生活難を強いられていた農民らが働き口を求めた背景もある。
1953年には、会員同士の親睦や沖縄文化の継承などを目的とした鶴見沖縄県人会が発足。現在は200世帯が会員として所属し、中でも名護市や本部町出身者が多いという。
戦前から行われている角力大会は、本土では鶴見でしか見ることができない貴重な催しだ。
事前取材も
金城会長には、昨年秋頃から2度ほどNHKの取材が入っていた。「ドラマということだけで詳細は知らなかった」と発表に驚きながらも「鶴見が舞台になることは嬉しい」と笑顔。沖縄タウンとも呼ばれる仲通商店街にある土屋米穀の土屋信太郎さんは「地元住民みんな喜んでいた。鶴見の良さを知ってもらえる機会になる」と期待した。
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