「何が正しいかわからないが、何もしないのは失敗だと思う」――コロナ禍で打撃を受ける自社はもちろん、仲間や地域のためにと、生麦の食品関連企業らが青空市を企画し、月に一度のペースで続けている。
「生麦青空市」と題し、1月から取り組むのは、食品加工卸の(株)佃源と、同社から独立した水産物・加工食品会社の(株)うお源。卸先の飲食店が休業するなど売上を大幅に減らしているという。
企画したうお源の内田尚圭代表取締役は「嘆いてもどうにもならない。自助努力しかない」とし、店舗を置く川崎幸市場や生麦魚河岸の仲間たちに声をかけ青空市を実現させた。
飲食はなし、雨の日は順延するなど、新型コロナ感染防止を考え外での開催にこだわる同企画。4回目となった4月25日も、水産加工食品や野菜などが並び、会場となった(株)佃源の敷地内はにぎわいを見せていた。
この日は生麦名物「あなごの一本揚げ」も出店し、朝8時の開始から行列が途切れないほど盛況に。「コロナで近所の人も顔が見えなくなった。月に一度でも知り合いに会う場になる」と佃源の内田紀行代表取締役社長。内田尚圭代表は「地元の人たちが喜んでくれて嬉しい」と話した。
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