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鶴見区歯科医師会が推奨 歯周病検診で健康に 満年齢対象 70歳は無料
個別通知スタート
横浜市内在住の満70歳を対象とした無料の市歯周病検診の個別通知が6月から始まったことを受け、協力する鶴見区歯科医師会は利用を呼びかけている。
市歯周病検診は、市内在住の40歳〜70歳までの満年齢が対象。費用は40、50、60歳が500円で70歳は無料となっている(検診後に治療の場合は実費)。直接実施医療機関に電話をして予約する。
無料の70歳は令和3年1月1日〜12月31日に70歳となる方。6月から順次、個別通知が送られている。満71歳となった段階で受診できなくなるので注意が必要だ。
中高年の8割注意
歯周病は、中高年の8割以上が持っているとされる口腔内の病気の一つ。近年、糖尿病や認知症など全身の健康に影響を及ぼすことが解明されている。
区歯科医師会が検診を勧める理由として挙げるのが、オーラルフレイルの予防だ。
オーラルフレイルは、要介護の手前の状態を指すフレイル(虚弱状態)の口腔版。なかでも歯周病は、歯を失う原因だけでなく、糖尿病や認知症といった病気のほか、オーラルフレイルの進行に深いかかわりがあるとされている。
区歯科医師会は、2016年に行われたJAGES(日本老年学的評価研究)の調査で、75歳以上の後期高齢者の口腔機能低下者の割合が市内18区中1位だった結果を受け、「75歳以上の口腔機能低下者を増やさないためにも、70歳のタイミングで歯科受診することは有効」と説明。健康寿命を延ばすためにも、無料のこのタイミングで受診を促している。
新型コロナの重症化予防にも
歯周病対策を含め、口の中をきれいに保つことは、新型コロナの感染症予防や重症化対策につながるという。
◇ ◇ ◇
ウイルスの体内への侵入経路は「口腔」が主となる。口腔から喉、気道を通り、肺に侵入することで発症に至るが、健康な口腔内には、「口腔粘膜の感染に対する抵抗性」があるため、口の中の環境を整えることは重要といえる。
区歯科医師会は、飛沫感染を防ぐためのマスク、口腔内へのウイルス侵入を防ぐための手指消毒に加え、「仮に入った場合の”最後の砦”として、口腔粘膜での予防を」と訴える。
一年が経過したコロナ禍の中、まだ全国の歯科医院でクラスターは発生しておらず、日常的な感染症予防対策の徹底を裏付ける歯科医院。新型コロナ予防のため、将来の健康のため、この機会に受診してみてはどうだろうか。
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