従業員3人が消防団に入団しているとして、駒岡の物流業・萬運輸(株)(東海林憲彦代表取締役社長)が鶴見消防団協力事業所に認定され、鶴見消防署から表示証が交付された。
表示証の交付は、協力事業者が社会貢献を果たしていることを評価する消防団協力事業所制度によるもの。横浜市長が認定し、市内では現在、144事業所を数える。区内では同社で13カ所目となる。
同社によると、東日本大震災が発生した際、山形営業所の運転手が宮城県で被災。津波で逃げ遅れた人たちを救助した偶然居合わせた人たちが、地元の消防団員などだったという。
東海林社長は「そんな体験もあり、社員自体が生きる術として学べれば、家族のため、世の中のためになる」とし、今回の協力にいたった。
運輸部門や整備部門から、並木和重さん、阿部茂樹さん、佐々木秀明さんの3人が、今年4月から駒岡などを管轄する鶴見消防団第7分団に入団。活動を行っている。
鶴見消防団の香取正彦団長は「昼に災害が起こった際、勤務地団員は地域防災の頼りになる」と歓迎。協力に感謝し、活躍に期待を込めた。
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