上末吉小学校(内田宏平校長/児童数602人)が今年度で創立70周年を迎え、1月29日、児童ら手作りの記念式典が行われた。学校の誕生日を祝った児童たちは「大成功だった」と声を弾ませた。
上末吉小学校は、1951年4月、二部制になるなど児童数の増加にともない、末吉小学校から分離独立して開校。現在地で授業が開始されたとして、5月20日が開校記念日となっている。
卒業生は、昨年度末までで9570人に上る。
体育館から放送
「KS70」と題した記念式典は、6年生によるプロジェクトチームが主体となり企画。4月から準備を開始し、全校児童がかかわりながら進められてきた。
式典は、体育館から各教室に映像を流す形で感染対策を施しながら実施。周辺自治会やPTAなどから招かれた20人以上の来賓も別室のモニターで視聴した。
当日は、大きなバースデーケーキを用意。各クラスがまち探検や歴史調査などをして製作した動画を流し、学年ごとにろうそくを立てながら誕生日を祝った。
毎日リハ経て成功
式の中では、管楽器クラブによる演奏や地域住民らのメッセージ動画を放送。同校創立の7年後から隣接するグラウンドで練習し、交流のある社会人野球の強豪・東芝野球部からのサプライズメッセージもあった。
PTAと学校後援会から記念品も贈呈。児童代表に手渡した内田校長は「周年行事に取り組んだことを自信にして、学校やまちのことをさらに愛し、大切にできる人になってほしい」とエールを送った。
プロジェクトチームの児童は、本番1カ月前から毎日リハーサルを継続。一年間進めてきた準備を振り返り、「大変だったけど、みんなの協力のおかげで大成功だった」と声を揃えた。
同校1期生で、来賓として出席した上末吉地区自治連合会の渡邊武会長は「当時は自主的な活動はなかった。立派によくやっている」と後輩の活躍に目を細めていた。
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