横浜銀行が実施する「〈はまぎん〉ミライを創るアクションプログラム」の活動奨励金支給団体の一つに、鶴見中央を拠点に活動するNPO法人サードプレイス(須田洋平代表理事)が選ばれ、9月1日に授与式が行われた。
同プロジェクトは、県内で社会課題の解決に向けて活動するNPO法人に奨励金を支給することで、地域の課題解決に貢献することを目指す取組み。今回は32団体の応募の中から、3団体が選ばれた。
鶴見区内で児童支援などを行うサードプレイスは今回、生活に困窮するひとり親家庭に食料品を定期的に提供しながら、専門の相談員が同行することで食料品以外の悩みを聞き、子どもの学習支援や貧困対策など適切な支援に繋げるプランで応募した。
きっかけはコロナ禍で2年前から始めた食料配布。これまで市民からの寄付などで配布を続け、また、市の委託を受けて児童家庭支援センター「つるみらい」も運営する同法人。須田さんは「食料配布で終わらせず、継続的に、そして早い段階で適切な支援に繋げる機会にできれば」と今回のプランを考えた。
プロジェクトの審査員からは「専門の相談員が『待ち』の姿勢ではなく、自分たちから外に出ていく姿勢が素晴らしい。これからの支援の形として全国に広がるモデルになれば」と評価された。須田さんは、「『やらなければいけない』と思って活動してきたことが評価されて嬉しい。支援が必要な人たちにちゃんと情報を届けられるよう、今後も活動を続けていきたい」と語った。
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