内閣府がこのほど、2022年秋の叙勲、褒章の受章者を発表した。鶴見区からは瑞宝小綬章などで6人が選ばれた。
国家・公共に対し、功労が認められる人に贈られる勲章。功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた人が対象の「旭日章」と、公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた人が対象の「瑞宝章」がある。区内からは瑞宝小綬章に国土交通行政事務功労として、元中国地方整備局企画部長の池田道政氏、税務行政事務功労として元横浜中税務署長の近藤光夫氏、そして瑞宝双光章に更生保護功労として保護司の金子實氏が受章した。危険業務従事者では、警察功労として元神奈川県警部補の平田保信氏が瑞宝単光章を受章した。
一方、褒章は顕彰内容で紅・緑・黄・紫・藍・紺の6種類がある。今回は黄綬褒章(業務精励)を、京浜港湾工事(株)代表取締役の黒子政治氏(港湾建設業)が受章。また、藍綬褒章(消防功績)を、鶴見消防団本部部長の鈴木精一氏が受章した。
受章者の声
瑞宝双光章を受章した金子さんは、26年間にわたって矢向地区の保護司を務めている。矢向三丁目町内会の会長も務める金子さんは、ボランティアで犯罪を犯した人たちの更生、社会復帰を支える同職について「社会のために大切な仕事。家族や地域の支えがあったからこそ、続けてこられた」と感謝を語る。
これまで20人以上を担当。約束を反故にされるなど悲しいこともあったが、「10代から担当してきた子が更生して家庭を持ち、子どもを見せに来てくれた時は嬉しかったね」と笑顔で語った。
藍綬褒章を受章した鈴木さんは、消防団歴38年。受章について鈴木さんは「私一人の力で受章したのではなく、消防団の皆の協力のおかげ」と感謝を語った。
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