日中は釣りの穴場スポットとしてにぎわう獅子ヶ谷の二ツ池公園でこのほど、人にも噛みつく恐れのある「カミツキガメ」が捕獲された。
本来はアメリカ大陸に生息するが、ペット目的などで日本に輸入されたものが捨てられ、住み着いたとみられている。
今回は、二ツ池公園愛護会の池田文夫さんに近隣住民から「見たことがないカメがいる」と連絡があり駆け付けたところ、カミツキガメを発見。池から引き上げようと園内に常備されている網を使い、警察官も協力して数人がかりで捕獲した。
カメは体長約60cmで重さは35kgもあった。刺激を与えなければ襲わないとされているが、攻撃的で飛び掛かる事例もあり、噛まれると大怪我をする危険性もあるという。
鶴見警察署の署員は「水辺で少しでも見たことのない生き物を見かけたら、触らず距離を取っていただきたい」と呼びかけている。
池の生態系が変化
同園では定期的に池に生息している生き物の調査を行っている。ここ20年ほどで池の環境は大きく変わり、ブラックバスやアリゲーターガーなど生態系に影響を与える魚も発見された。池田さんは「昔から生息してきたコイやヘラブナなどの個体数はかなり減ってしまっている。園で恒例の釣り大会も今後どうなるか」と心配げに語った。
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