県政報告ひでしの「実績で勝負」83 障がいがあっても社会で活躍できる「メタバース」活用を実現 公明党 鈴木 ひでし
神奈川県で「メタバース」を活用した事業がいよいよ始まりました。詳しくご報告します。
メタバースとは
「メタバース」は、インターネット上のゲームのように、現実と異なる3次元の仮想空間内で、参加者が「アバター」という自分の分身を操作するものです。
家にいながら様々な人と話をしたり、体験を共有することができ、環境が整っていれば、働くことさえ可能となります。
私は、早くからこのメタバースの可能性に着目し、昨年6月の県議会定例会で、県議として初めて、その活用について提言しました。
なぜメタバースなのか。それは例えば、体に障がいがあって外に出られない方や、心の問題で外に踏み出せない方が社会と繋がるツールとして非常に有効ではないか、と考えたからです。
今回紹介する事業の目的は、ひきこもりの方を対象に他者との交流や社会参加、就労へのきっかけを創出するというものであり、まさに私が想定していた事業の在り方の一つとなっています。
「つながり発見」パーク
9月9日の午前10時、凸版印刷(株)が運営するメタバースのプラットフォーム「Metapa」の中に「神奈川県“つながり発見”パーク」がオープンしました。
パーク内に様々な場所があり、例えば趣味や仕事に関係する漫画が読める部屋や、障がいのある方が描いた絵を鑑賞できるカフェのようなエリアもあります。さらに、自分と同じようにメタバースに参加した方々が周囲を行き交っており、そうした人達に話しかけたり、拍手のような動作をしたりもできるのです。
当日は私も自分の分身となるキャラクターを操作し、あちこち散策したり、オープニングイベント中にVチューバーと一緒に歩いて、メタバースの世界を満喫しました。
Vチューバーとは、アニメのキャラクターのようなアバターで日ごろから動画を配信している方です。メタバースとの親和性が高く、今回、オープニングイベントの司会や、パークの案内役を担当されていました。
今回は試験的な実施ということで一部不具合もありましたが、会ったこともない、離れた所にいる人たちが同じイベントに興じるのは不思議な感覚で、「つながり発見」というコンセプトを体現しているものでした。
県のメタバースはいったん閉鎖されていますが、11月11日からは本格的に1カ月間オープンする予定とのことです。
この事業はひきこもりの方の社会参加を目的としていますが、そうでない方が参加しても楽しめるものになっています。
これからも、障がいがあっても社会で活躍できる場所の実現に向け、全力で活動して参ります。
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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