市立潮田小学校(小泉博史校長)で1月9日、「うしおだYY(ワイワイ)」が開かれた。
この行事は、日本を含む約20の国や地域とつながる児童が通う同校で20年以上続くもの。同じ国につながる仲間が集まり、遊んだり、保護者や同じ国をルーツとする講師に伝統文化などを教わることで母国の良さを発見したり、アイデンティティの形成に役立ててもらおうとしている。
今年度3回目となったこの日は、同校の児童だけでなく、横浜市内の市立小中高に通う外国につながる児童生徒にも参加を呼びかけた。
児童たちは体育館や音楽室、校庭等5カ所に分かれ、中国・台湾やフィリピン、ブラジルなどのグループごとに活動。体育館を会場としたブラジルのブースでは、格闘技や音楽、ダンスの要素が合わさった伝統武術カポエイラを地元で活動するグループが指導。児童たちはカポエイラで使用する楽器の説明を受けたり、リズムに合わせて独特のポーズを決めるなどして楽しんだ。同校愛育会(PTA)国際交流委員会委員長の大城モニカさんは「日本で生まれ育ち、ルーツのある国について全く知らない子どもも多い中で、学校がこのような行事を実施してくれてありがたい」と笑顔で話した。小泉校長は「各々の国の文化や言葉などを大切にして、また他の文化も尊重できる子どもたちに育ってもらえたら」と話した。
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