参加者同士で悩みを語り合い、気づきを共有する講演会「気づきの交差点」が1月14日、菅沢町にある宝泉寺で開かれた。(一財)お寺と協会の親なきあと相談室横浜香仙院支部が主催。
同法人は、障害や引きこもりに悩む人々の「親なきあと」問題の支援のため、僧侶や専門家らが協力して相談会や講演会などを通じて伴走型支援を行っている。
当日は14人が参加し、不登校・引きこもり経験のある僧侶、畑智晃さん=「人物風土記」で紹介=が最初に講演。人間関係や学業が上手くいかずに小中学生時代に不登校になった経験や、18歳まで引きこもりに近い生活を送った経緯などを説明。また、大学病院で受けた心理テストの結果で「生きている価値がない」と心無い言葉を受けたことを30年近くかけて克服した経験や、引きこもりから抜け出すきっかけにもなった声優の「推し活」、仏教との出会いなどについて語った。
その後は、畑さんが参加者から障害のある子どもについての悩みや相談を受けたり、参加者同士で気づいた点を語り合う様子が見られた。
畑さんは「ふとした言葉で救われる人もいる。些細な気づきでも、誰かにとっては大きな一言となる場合もあるので、今後もこのような活動を続け、誰かの支えになることができる事ができれば」と語った。
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