鶴見区内の障害者の20歳を祝う「二十歳を祝う会」が3月3日、市場下町の福祉施設・ゆうづるで開かれた。
同会はこれまで区障害児者団体連合会が主催してきたが、同団体がボランティア不足などが原因で一昨年に解散。同会の開催も無くなったが、復活を望む多くの保護者の声を受け、区社協らがその趣旨を引き継ぐ形で昨年に実行委を立ち上げ、今回4年ぶりに開催された。
実行委では、「鶴見区のみんなでお祝いをしよう」という思いのもと、区内の企業・団体に協力を依頼。記念写真の撮影は区内の写真館が担当し、記念品は区内の陶芸教室が陶器を作成、花束や会場で振舞う菓子も区内の複数の企業が提供。音楽演奏でもサルビアホールが協力してアーティストを紹介した。
当日は、11人が二十歳を迎え、渋谷治雄区長が記念品を贈呈。家族や来賓ら約70人が参加して、門出を祝った。
多くの人が協力して作り上げた祝いの会に、会場は温かい雰囲気に包まれていた。今回の実行委で委員長を務めた藤田美智子さんは「当事者にとっては特に大きな節目となる二十歳を皆でお祝いできてよかった」と笑顔で語った。実行委では今後も毎年同会を実施していきたいとしている。
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