横浜生まれのシルク製品ブランド「横浜スカーフ」の魅力を伝える「横浜スカーフ親善大使」の12代目メンバーがこのほど決定し、鶴見区内から横浜ファッションデザイン専門学校(YFD)=鶴見中央=に通う関悠那さん(20)が選ばれた。
スカーフ親善大使は、横浜繊維振興会が毎年公募しているもの。今回は40人の応募者の中から、年齢や職業、経歴の異なる5人を選出。様々な立場から、1年間イベントなどを通じて横浜スカーフの魅力をPRする。
同校ファッションビジネス科に通う関さんは、アパレル業界で将来活躍するための知識を学んでいる。販売の現場でお客にコーディネート等を提案する力を磨くために服飾の幅広い分野を勉強し、スカーフについても関心が高かった。
学校の授業でも横浜スカーフについて学ぶ機会があり、世界最高水準の製版、染色、縫製の技術で作られたシルク製品の質はもちろん、「シルクが作り出すドレープ(緩やかなたるみ)や柄、プリントの美しさに魅了されました」と関さん。そのスカーフへの熱意が伝わり、教員から同大使のことを紹介されて、応募を決めた。
1年間、市内外で活動
関さんは県立鶴見総合高校を卒業し、ファッションに興味があったことから進学先として同専門学校へ。旭区出身だが、叔母が鶴見に住んでいたことから幼少期から馴染みがあった。今回、同大使に選ばれたことについては「本当に驚きました。ちゃんと務められるか緊張します」とはにかんだ。
これから1年間、大使として様々なイベントなどに出席し、横浜スカーフをPRする。「横浜市民の一人として、横浜のブランドの1つである横浜スカーフの特性や良さをもっと学び、市内外の多くの方にその魅力を伝えられるように精一杯務めていきます」と笑顔で語った。
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