仲通の鶴見沖縄県人会館で5月10日、子どもたちの描いた絵をアニメーションにする「つるみでアニメのワークショップ」が開かれた。
横浜・鶴見沖縄県人会が主催したもので、「ゲゲゲの鬼太郎」や「宇宙戦艦ヤマト」の作画監督を務めた漫画家の白土武さんが講師を務めた。
白土さんは、子どもたちに絵を描くことの楽しさを感じてもらいたいと、数年前から沖縄県で講座を開催。今回、沖縄と鶴見の縁もあって、鶴見で初開催となった。
当日は、子どもたち20人以上が参加。今回の絵のテーマは「世界中の妖怪」。南米などにルーツを持つ子どもも多い同地域らしく、様々な色合いやキャラクターの妖怪たちを描いた。
その後は、子どもたちがアニメにせりふを吹き込むアフレコにも挑戦。今後、白土さんが考えたシナリオや鶴見の写真に描いた絵を乗せ、1〜2分ほどのショートアニメに仕上げていく。作品が完成した際には上映会も行いたいとしている。
参加者の一人、富田彪紀さん(11)は「絵を描くのが好きで、自分の絵がアニメになるのが楽しみ」と笑顔で語った。白土さんは「今のアニメ作りはデジタル中心だが、手書きだからこそ想像力が養われる。今回の経験が、絵を描く楽しさを知るきっかけになってくれたら」と語った。
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