神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2024年7月18日 エリアトップへ

北寺尾 「広場残して」要望実る 市有地を公園として整備

社会

公開:2024年7月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
公園を紹介する磯ヶ谷会長(左)と高橋副会長
公園を紹介する磯ヶ谷会長(左)と高橋副会長

 市有地を暫定的に広場として活用し、北寺尾の住民に長年親しまれてきた「町のはらっぱ」が「北寺尾六丁目サムエル公園」として整備され、7月29日に開園式が行われる。一時は管理困難で土地売却も検討されたが、住民の要望を受けて市が緑地としての広場存続を決定。新しい公園には防災機能も備え、さらなる住民交流の場として期待されている。

 地域に住民が集える場所の少なかった北寺尾町内会で、市有地だった同所を活用しようと同町内会が市に申し入れ、運営委員会を立ち上げて管理するようになったのが1993年。「町のはらっぱ」として毎年夏には納涼祭が開かれるなど、地域住民に親しまれてきた場所だった。

 しかし、同地の排水不良問題や運営委員の高齢化などで広場の管理が困難に。2019年には廃止届が提出され、市は土地の売却も検討していた。

 そのような状況の中、同町内会は「地域にとって大切な場所。なんとか一部だけでも残せないか」と20年に当時の鶴見区長に要望書を提出。市も検討を重ね、市有地売却に伴う財源確保と貴重な緑地の維持を両立させるべく、「横浜みどりアップ計画」の事業を活用。一部は売却するが、これまで広場として利用されていた部分を公園として整備することを決めた。

防災機能も整備

 昔、この周辺に同名の教会があり、公園名の由来にもなっている。

 新たな公園には緑地だけでなく、災害時にトイレとして活用できるマンホールや、炊き出し時にかまどとして使える「かまどベンチ」など、防災機能も整備されている。スロープや駐輪スペースもあり、住民が集いやすい公園になっている。

 既に公園愛護会も立ち上げられ、同町内会で維持管理していくことも決定している。同町内会の磯ヶ谷輝夫会長は「広場が残り、公園として整備されて本当にありがたい。夏の納涼祭はもちろん、改めて住民の憩いの場として親しまれる場所になってほしい。また、防災設備も有効活用できるよう、今後の地域の防災訓練の内容にも盛り込んでいきたい」と思いを語った。

 開園式は7月29日の午前10時から同所で。その後、一般利用ができるようになる。

〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

<PR>

鶴見区版のトップニュース最新6

県内最年少で国家資格合格

SFH附属中鈴木さん

県内最年少で国家資格合格

火薬類取扱保安責任者の試験で

11月28日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区の強殺事件受け

11月28日

創立100周年で式典

鶴見大学附属中学校・高等学校

創立100周年で式典

更なる飛躍へ建学の精神継ぐ

11月21日

新制服を地元学生に依頼

東宝タクシー

新制服を地元学生に依頼

服飾専門学校のYFDが協力

11月21日

絵本大会で全国5位入賞

新鶴見小5年松山さん

絵本大会で全国5位入賞

犬を飼える家の夢を作品に

11月14日

不審な訪問が増加

不審な訪問が増加

市水道局が注意喚起

11月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook