「北寺尾六丁目サムエル公園」が全面オープンし、7月29日に開園式が行われた。
同地は過去に市有地を暫定的に広場として活用し、長年「町のはらっぱ」として地元で親しまれてきた場所。地元住民での管理が困難になり一時は市有地の売却も検討されたが、住民の要望を受けて市が「横浜みどりアップ計画」の事業の一環として土地の一部を公園として整備した。公園には広々としたはらっぱや休憩スペースのほか、誰でも利用しやすいようスロープなども整備。公園の面積は2151平方メートルとなっている。
地元主催で行われた開園式には、渋谷治雄区長や区自治連合会の宮野昌夫会長など多くの来賓も参加。鶴見鳶職組合による「木遣り」も披露され、開園を祝った。
新たな公園には緑地だけでなく、災害時にトイレとして活用できるマンホールや、炊き出し時にかまどとして使える「かまどベンチ」など、防災機能も整備されている。式典後には参加者たちが設備などを見学したほか、町内会員らが花壇への花植えも行った。
式典で挨拶に立った北寺尾町内会の磯ヶ谷輝夫会長は「新しい公園が地域のさらなる交流、憩いの場として親しまれる場所になるよう、町内会で連携を取って維持管理していきたい」と話した。
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