「なまむぎ秋の夜市」会場の生麦小学校で校長を務め、開催に尽力する 小倉 孝行さん 平安町在住 49歳
地元と子どもへの想い胸に
○…「子どもたちと1番近い距離にいる私たちだからこそ、全力で協力できることがある」と笑顔で語る。「なまむぎ秋の夜市」の会場となる生麦小学校の校長として、地域住民と協力して祭りを盛り上げる。
○…平安町生まれの鶴見っ子。八百屋の1人息子として育ち、教員を目指そうと心に決めたのは小学校の頃。ドラマ「3年B組金八先生」を観て、子どもに頼られ、話に耳を傾ける、そんな理想の教員像が小学生ながらあった。「苦手な担任になった時、自分ならこうしたいとか色々と考えていました」。そして大学で教員免許を取ったが、実家の八百屋を継ぎたい思いもあった。しかし、父親にその思いを告げると「継がなくていい」とバッサリ。母からは「商人の考え方だけじゃダメ」と言われ、まずは社会を学ぼうと一般企業への就職を決めた。
○…卒業後はシステムエンジニアとして働き、26歳で教員に。市内の中学校で教鞭を取ったのちに異動した市教育委員会事務局では、市場小学校けやき分校の開設担当に。そのまま同校の副校長に就き、念願の鶴見区に。「地元で働くことができて嬉しかった」と振り返る。そして、一昨年から生麦小学校で校長を務める。「市場小でもそうでしたが、生麦小でも保護者や地域の方々が本当に子どもたちを大切にしてくれる。地域への熱い思いを持った方が多く、その熱に心を動かされます」。その思いから地域の行事にも積極的に参加。頼れる存在として地域からの信頼も厚い。
○…まち歩きが趣味で、休日は都内まで出向くことも多い。「アンティークショップや雑貨屋を回るのが好き」。遠出のお供は締めの一杯。「日本酒が好きで、歩いた後の体に沁みるんです」と白い歯を見せた。
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