区内の小中高生が主体的にいじめ未然防止について話し合う「横浜子ども会議」の区交流会が8月28日、鶴見小学校で開かれた。各校の取組みを共有し、意見を交わした児童生徒たち。参加生徒からは「他校の取組みを参考に、自分たちの学校でもできないか話し合ってきたい」などの声が聞かれた。
子ども主体の取組として2013年度から市内全18区で行われている同会議。区交流会も毎年開かれていたが、今年はこれまでの取組発表だけでなく、いじめそのものに向き合った話し合いの場として実施された。
交流会には、区内の小学校22校、中学校10校、市立高校2校から代表者たちが参加。「未然防止の意識を高める話合い」というテーマのもと、各校で取り組む未然防止の取組みなどを紹介し合った。
取組みで多かったのは「あいさつ運動」。外国籍の児童生徒も多い鶴見区らしく、多言語であいさつ運動をしている学校もあり、「あいさつの言葉を知ると、もっと話してみたくなる」「日本人同士でも、まずは言葉を交わす関係が大切」などの意見が聞かれた。その他にも、その人の良い所をメッセージで届けアートのようにまとめる「ふわふわ言葉」の取組みに、児童生徒から「うちの学校でもやってみたい」との感想が聞かれた。
参加生徒の1人、鶴見中学校2年の熊谷一貴さんは「本人にいじめをしている自覚がなかったり、SNSのちょっとした言葉が大きないじめにつながる時もある。日々の取組みでいじめを未然に防ぐため、今日聞いたアイデアを自分たちの学校でも取り入れられないか皆で話し合っていきたい」と感想を語った。
児童生徒たちは今後も各学校で取組みを話し合い、12月には区の代表者が集って市役所でフォーラムも開かれる。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|