矢向の日枝神社(萩原諄夫宮司)で10月26、27日の2日間、例大祭が開かれた。
350年以上続く同神社の例大祭。初日は氏子各町会の子ども神輿が境内に集まり、萩原宮司からお祓いを受けた後、各町会に戻って元気にまちを巡った。
そして、夕刻には同神社の御輿(みこし)護持会「鳳友会」による万灯神輿が登場。この神輿は、同会結成30周年の際に同会の長澤昌之会長=「人物風土記」で紹介=が「矢向全域に幸せを運ぶことができれば」と主導して制作したもの。区内だけでなく川崎市幸区などからも担ぎ手が集まり、矢向駅を出発。矢向商店街などを巡りながら、神社を目指して威勢の良い掛け声がまちに響いた。
そして翌27日には式典が行われ、萩原宮司が無病息災や家内安全などを祈願。その後、宮神輿が矢向地区の各町会を練り歩くと、住民たちがカメラを向けたり、一緒に声を上げるなど、地域全体が盛り上がった。長澤会長は「色々な所から担ぎ手が集まって、盛大に行うことができた。地元でも担ぎ手が増えてくれたら一番良いね」と笑顔で語った。
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