児童がパラアスリートとの交流を通じて障害者との共生を学ぶ「あすチャレ!ジュニアアカデミー」が11月7日、豊岡小学校で開かれた。横浜市と協定を結ぶ日本財団パラスポーツサポートセンターが主催した。
この取組みはパラアスリートを講師に招き、交流を通じて「障害とは何か」を考えてもらおうというもの。当日は同校の4年生約60人が参加。ローイング(ボート競技)で東京パラ五輪にも出場した有安諒平さんが来校して講師を務めた。
有安さんは自己紹介を行ったあと自身の視覚障害、「黄斑ジストロフィー」と診断されるまでの経緯や、パラスポーツとの出会いを説明。過去に鶴見川漕艇場で練習をしたことがあることを話すと、児童から驚きの声が上がった。
その後、児童たちはグループに分かれ、有安さんと「借り物競争」で遊ぶルールを相談。目の見えづらい有安さんと一緒に楽しむために「スタートしてから数秒待つ」「走らず歩く」などのルールを考えた。
その後も質疑応答の時間などで児童との交流を深めた有安さん。「夢に向かって挑戦する気持ちを持って欲しい」と児童たちにエールを送り、「今回の交流などをきっかけに、障害に対するイメージも明るくなれば」と語った。
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