横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校3年の鈴木ひなたさん(14)がこのほど、国家資格の「火薬類取扱保安責任者(甲種)」試験に合格した。火薬類を安全に取り扱うための資格で神奈川県内では最年少記録での合格。18歳未満は実際に取り扱うことはできないが、「学んだ知識を、所属するモデルロケットの制作に活かしたい」と笑顔で語った。
同資格は、建設工事現場や花火師など、火薬類を安全に取り扱うための適切な知識を保有する専門家を証明するもの。免状交付の制限のため、18歳未満は試験に合格しても取り扱うことはできないが、14歳での合格は神奈川県内では最年少記録。全国では統計がないため不明。
鈴木さんは、1年生から同校でモデルロケットを制作するチームに所属。火薬エンジンを使い、小型でも時速約180Km、高度約100mまで上昇する模型ロケット。昨年チームで出場した全国大会「ロケット甲子園」では1位に輝いた。そのロケット作りの中で、素材や形状の違いで滞空時間や高度に違いを生み出せることに魅力を感じた鈴木さん。火薬エンジンについて学んでいた時にこの国家資格を知り、「面白そうだな」と勉強に取り組んだ。
しかし、同資格を取得するのは主に専門性の高い職に就く大人たち。「最初にテキストを見た時は『難しい文字ばっかりで無理』って思った」と笑うが、めげずに講習会に参加するなど勉強を重ね、見事合格した。
小さい頃から編み物など”モノづくり”が好きだったというが「ここまでロケットにはまるなんて」と笑う鈴木さん。将来はこの資格を活かした仕事に就くかは「まだ分からない」とはにかむが、今は来年2月のロケット甲子園に向けてチームのメンバーと制作に励んでいる。
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