市立東台小学校が創立130周年を迎え、11月22日に記念式典が行われた。児童による「お祝いの会」ではお誕生日会や各学年の合唱が披露され、にぎやかなムードで周年を祝った。式典であいさつした源関正浩校長は参列した来賓に感謝を述べ、児童たちに「お祝いをするということは、その人のことを沢山知り、沢山好きになるということ。小学校や友達のことを沢山考え、今まで以上に好きになってください」と語りかけた。
130周年を迎えるにあたり、児童たちで考えたスローガンは「未来へつなごう130のわくわくを―1人ひとりが主人公 輝け光の子―」。校歌にもある「光の子どもたち」を大切に、学校マスコットキャラクターの「ひかりちゃん」の周年バージョンもデザインした。
式典では、各クラスで作ったお祝いのメッセージや校章のイメージにもなっている鶴の折り紙が会場の体育館に飾られ、華やかな雰囲気に。児童たちが大きなケーキで周年をお祝いし、学年ごとの合唱では、美しいハーモニーに参列した来賓らから大きな拍手が送られた。
来賓代表であいさつした学校運営協議会の安中久恵さんは40年前の在校時を振り返り、「今の東台小があるのは卒業生や先生方、地域の方々のおかげ。多くの人のおかげで楽しく学校生活を送れることに感謝を」と呼び掛けた。また、児童の実行委員長のあいさつでは、「東台小の歴史や周りの人の支えがあって、今の当たり前があることに気付いた。このお祝いの会では、”ありがとう”と”わくわく”を伝えることができた」と締め括った。
東台小の130年
東台小の創立記念日は、尋常高等生見尾小学校が設立された1894(明治27)年7月2日としている。
「生見尾」とは、当時の生麦村、鶴見村、東寺尾村から一文字ずつ取り、名付けられたもの。3村が一つの村にまとめられ、誕生したのが生見尾村だ。生見尾小学校も同様に、鶴見村や生麦村にあった小学校を一つにまとめようと作られたもので、創立当初は今の花月総持寺駅そばにあった。同所近くには歴史を後世に伝えるための記念碑が同窓会によって建てられている。
創立から現在までの卒業生は1万6058人。
1914(大正3)年に花月園遊園地が開園し、周辺も賑やかに。また、時代と共に開発が進んで住民も増え、生見尾小から東台、豊岡、生麦、鶴見、岸谷、寺尾、上寺尾と7つの小学校に分離を重ねていった。東台小が現在の場所に移転したのは28(昭和2)年。校名が「横浜市立東台小学校」となったのは47(昭和22)年だった。
今でも876人の児童数を誇る東台小。130周年を節目とし、次の10年へ「光輝く子どもたち」を育てていく。
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