東寺尾出身のプロ野球・阪神タイガースの投手、青柳晃洋選手が12月13日、汐入小学校と潮田小学校を訪れ、図書カードの寄贈と児童との交流を行った。
青柳選手が社会貢献活動の一環として地元鶴見区の小学校を訪れるのは今年で4年目。今回は区内22の公立小学校に図書カード、市立保育園4園に絵本など計80万円分の物品を寄付した。
汐入小学校では「青柳選手と夢を語る会」と題した交流会が開かれた。児童から様々な質問が寄せられ、「夢を諦めそうになった時は?」との質問に青柳選手は「プロ野球選手になりたいと言っても自分より上手い選手がたくさんいて、『なれない』と言われ続けた。それでも、自分はなれると思い続けて練習してきた」と話し、「野球が好きで、諦めずに挑戦したから今がある」と挑戦すること、諦めないことの大切さを呼びかけた。
その後の代表児童たちとのキャッチボールでは投げ方のアドバイスなどをしたほか、児童一人ひとりとハイタッチなどで交流を楽しんだ。
青柳選手は「今年(のシーズン)はあまり活躍できなかったけれど、できたから寄付をする、できなかったらしないということではないと思う。僕自身が子どもたちから元気をもらえるし、地元に身近であり続けて少しでも子どもたちの記憶に残ってくれたら」と語った。
新天地に向け児童がエール
寺尾小学校5年生の時に寺尾ドルフィンズで野球を始めた青柳選手。現在は米・メジャーリーグへの移籍を目指し、ポスティングシステム申請が大リーグ機構に受理されたことも発表された。
潮田小学校では児童たちが「メジャーでも頑張って」と書いた横断幕を作成し、エールを送った。青柳選手は「来年どこで野球をやるかは決まっていないが、僕にとって改めて挑戦のタイミングになる」と意気込みを語った。
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