二十歳の市民を祝うつどい実行委員会の委員長を務める 野本 優菜さん 保土ケ谷区在住 20歳
横浜に恩返しを
○…今回の二十歳の市民を祝うつどいのテーマは「はじまり」。「高校生活3年間がコロナ禍だったが、困難を乗り越えてきた世代。節目を迎え、それぞれの『はじまり』に向かって歩みを進める」という思いが込められている。本番まで残りわずかとなり、「式典は自身にとっても参加者にとっても人生の中で大きなこと。印象に残るようなものにしたい」と意気込む。
○…幼い頃から「成人式」に憧れ、「お世話になった人に感謝を伝え、恩返しができれば」と思い、実行委員に応募した。担当ごとに、記念冊子や動画の作成などに取り組む。冊子には「出航」をイメージしたデザインや、横浜発祥の食べ物など、「横浜ならでは」を盛り込んでいる。「限られた時間の中で進めなくてはならず、焦った時もあった」と振り返る一方、「自分たちで企画して実行することが楽しい。みんな責任感が強くて、はつらつとしている」と笑みを浮かべる。
○…保土ケ谷区出身。上菅田小、上菅田中、光陵高等学校を卒業し、現在は中央大学法学部に通う。小学生の時は3歳上の姉に付いて回るような人見知りだったが、高校時代は生徒会長を務める程に。制服の規則について改革を行うために奔走。「先生との間に緊張感が走るときもあったが、友人らの期待に応えたいと思った」と懐かしむ。自身の代では叶わなかったが土台作りを行い、次の代で実現した。
○…「出会った人や環境に恵まれた」。忙しくて疲れた時は、友人の「自分の時間は自分のために使いなさい」という言葉を思い出し、目的を振り返るようにしている。将来は、自分の言葉で伝える仕事、かつ、横浜に還元できる仕事に就くことを志し、式典で改めて誓いを立てる。
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