鶴見税務署でこのほど、中学生による一日税務署長体験が行われ、鶴見中学校3年の小林優樹奈さんが書類押印の業務などを体験した。
一日税務署長は全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が主催する中学生の「税についての作文」で官公庁選出の賞を受賞した生徒を対象に企画。今回は同作文で鶴見税務署長賞を受賞した小林さんが選ばれた。
当日は同署の福永秀文署長から小林さんに一日税務署長の委嘱状やタスキ、名刺が手渡された。署長席に着いた小林さんは決済の書類への押印に挑戦。「緊張します」と話しながらも丁寧に押印した。
怪我で社会保障の大切さ実感
署長訓示では今回入賞した作文「なぞなぞ」を朗読。自身が怪我をした時に改めて日本の社会保障制度の大切さを感じたことや、幼い頃に祖母が「最初は4本、次は2本、最後が3本」というなぞなぞを出してくれたことを紹介。答えは「人間」で、赤ん坊時のハイハイから二本足、そして年を取ると杖と足で3本になることを意味したもの。これに対して小林さんは高齢者が杖だけではなく、「みんなが優しい気持ちをもって両側を支えられるような無数の手がのびてくる社会に変えていきたい」と訴えた。
訓示後に署長室で行われた座談会では、区納連の新田興助会長らと名刺交換を体験した小林さん。一日署長を終え、「緊張したが、署長業務など貴重な経験をさせてもらえて嬉しかった」と笑顔で語った。
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