寄稿コラム お金をかけない「ゆる終活」のススメ 「家族葬のすずき」終活カウンセラーが提唱する”身の回りの整理術”とは?
「終活って、お金がかかるもの」。そんなふうに思っていませんか?
でも実は、ほとんどお金をかけなくても、すぐにできることがたくさんあるのです。
大事なのは、「もしもの時に、家族が困らないための準備」を少しずつやっておくこと。高いエンディングノートを買わなくても、立派なお墓を用意しなくても、大丈夫。手持ちのノートやスマホ、ちょっとしたメモだけで立派な「終活」になります。
【お金をかけずにできる終活5選】
【1】ノート1冊でOK!「私のこと」をメモしてみる
まずは、100円ショップのノートでOK。「どんな病気をした?」「大事にしているものは?」そんな自分のことを書き出しておくだけで、立派なエンディングノートになります。書く順番も決まりもなし。まずは「家族へのメッセージ1行」からでも、立派な第一歩です。
【2】タンスや押し入れの「宝物」だけ選ぶ
片付け=捨てること、と思うと気が重くなりますよね。でも「大事なものを選ぶ」と思えば、少し気持ちが楽になります。昔の写真、思い出の手紙、お気に入りの食器など宝物リストを作って、家族に「これだけは捨てないでね」と伝えておくのも、立派な終活です。
【3】「お金関係メモ」を1枚つくる
通帳や保険証券の場所、使っているクレジットカード、口座がある銀行の名前だけでもメモしておくと、いざという時に家族が困りません。
金額は書かなくてもOK。「ここに何があるよ」と伝えるだけで十分です。
【4】お墓や葬儀の希望も、メモ1枚で十分
「お金をかけずに家族だけで」「お墓はいらない」「お気に入りの曲を流してほしい」そんな希望を気軽なメモにしておくだけでも、家族の負担がぐっと減ります。正式な遺言書じゃなくても、想いを残すことが何より大事です。
【5】スマホとSNSのパスワードを共有
最近はスマホに思い出の写真や大事な連絡先がいっぱい。でも「パスワードがわからなくて中身が見られない」というケースが急増しています。信頼できる家族にメモして渡しておくだけで、これも立派なデジタル終活です。
【まとめ】
終活って「お金をかけてしっかりとやらなくちゃ!」と思うと、なかなかはじめられません。でも実は、ノート1冊、メモ1枚、思い出話からでも十分スタートできるもの。しかも、これらは今日からすぐにできることばかりです。
お金をかけずに、気軽に、ゆるく...。それでも、家族への"愛情"はしっかり伝わる。
そんな「ゆる終活」、はじめてみませんか?
今回、コラムを寄稿してくれた終活カウンセラーの鈴木まみ氏は地域密着を掲げ、鶴見区で創業90年余りの歴史を誇る「家族葬のすずき本店」において個々の相談にも無料で応じている(要・事前申込み)。詳細問合せ、申込みは下記へ。
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