豊岡町で「ぼん鍼灸マッサージ院」を営む小笠原清史さん(51)がこのほど、特殊詐欺被害を未然に食い止めたとして港北警察署から感謝状が贈呈された。
小笠原さんは、港北区内の高齢者宅に訪問鍼灸マッサージに訪れた際に特殊詐欺に遭遇した。
その高齢者のパソコンがウイルスに感染して画面が固まり、介護で訪れていたヘルパーと2人でマイクロソフトの担当者を名乗る犯人と電話でやり取りする様子を小笠原さんも一緒に聞いていた。
「最初は何の疑いも持たなかったけれど」と小笠原さん。しかし、犯人の英語の発音や内容が怪しいことに疑問を持ち「これは詐欺かもしれない」と電話を切って、警察署に通報した。
会話中には、銀行の残高がゼロになった通帳の画像が送られてきたり、パソコンを遠隔操作されて小笠原さんたちの顔が映し出されるなど、脅しととれる行動もあった。
無事に詐欺を未然に防いだことについて小笠原さんは「まさか仕事中に遭遇するとは思わなかったが、手口を知っていたことが幸いして良かった」と笑顔で語った。
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