東台小卒業生 タイムカプセル開封 20年前の思い出蘇る
今年創立120周年を迎える横浜市立東台小学校=東寺尾東台=の卒業生が6月1日、周年の記念事業として20年前に作ったタイムカプセルを同校で開封した。中には未来の自分への手紙などが入っており、卒業生らは当時の思い出を語り合った。また、在校生も10年後に開けるカプセルを作った。
120周年を前祝い
タイムカプセルは、1994年に同校が100周年を迎えたことを記念し、作成されたもの。当時の全校生徒が、20年後の自分宛の手紙などをロケット型のカプセルに収め、これまで同校で保管されていた。
開封までには、在校生の父親らなどからなる「おやじの会」や地域住民らが協力し、周年記念事業のひとつとして準備してきた。当日までにホームページでの告知や電話連絡などで卒業生に呼びかけ、300人以上が集まった。
カプセルから取り出された手紙には、当時の思いや未来への期待がつづられていた。当時4年生だった塩原悠介さんは、手書きのイラスト付メッセージに、「少し恥ずかしい」と苦笑いしていた。同学年だった河原健太さんは、「サッカー選手になりたい」という夢が書いてあり、「こんな気持ちだったのか」と懐かしさを感じていた。
自分が書いた手紙と共に、親からの手紙、当時好きだったアイドルや飼っていたペットの写真などが同封されていた人も。何を書き、入れていたのか忘れていた人も多く、思いがけない品との再会に驚きや感動の声が上がっていた。
卒業生が開封した後、新たに在校生が将来の自分へ書いた手紙をタイムカプセルに収めた。再び開封されるのは10年後の予定。記念式典は、6月28日に開催される。
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