駒岡地区連合会(小山和雄会長)と寺尾地区自治連合会(時崎達彌会長)の区内2連合自治会が6月3日、鶴見区の立ち会いのもと、獅子ヶ谷に隣接する商業施設「トレッサ横浜」=港北区師岡町=と災害等発生時における応援協力の覚書を締結した。
この覚書は、トレッサに土地を一部貸している獅子ヶ谷在住の晝間佐千子さんが、同施設と鶴見区に、「地域のために活用できないか」と声をかけ実現したもの。区の立ち会いで、住民組織と民間企業が災害時の連携協力をするのは珍しいという。小山会長は「地域として安心できるのが最大のメリット。顔の見える関係を作り、発生時に被害が少しでも小さくなればいい」と歓迎する。
共同で訓練も
覚書には、災害発生時に両会長の要請で、トレッサが一時的な避難場所になることや、共同での防災訓練を年に1回行うことなどが盛り込まれた。
トレッサによると、避難場所は平面駐車場を利用し、建物の安全確認後、棟内の会議室なども活用。施設にはクリニックモールも入居しているため、営業時間内であれば医師の協力も得られる可能性が高いという。
「いつ起こるかわからない中、災害時は助け合いが大切。(締結で)防災に対して、互いの関係が深まる」と時崎会長。トレッサの栗原郁男プレジデントは「施設として年に2回訓練しているが、住民の皆さんと行うことで緊張感のある訓練ができる」と話した。
また、トレッサは2011年に師岡地区連合町内会と同様の覚書を結んでおり、締結式で住民から「師岡とも一緒に訓練を」との要望も上がっていた。
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