さらなる発展目ざす
大本山總持寺を母体とし、鶴見大学などを運営する学校法人総持学園が創立90周年を迎え、11月15日、同大学付属中学校・高等学校で記念式典が行われた。関係者らは、「100周年に向け、さらに発展を」と社会の変化に合わせた学園の充実を誓った。
総持学園は、1924年、總持寺の開祖・瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師の600回大遠忌にあたる年に、光華女学校として誕生した。51年に財団法人から学校法人に組織が変更されたあと、53年に鶴見女子短期大学を設立。校名変更や新たな学部設置などを経て、現在は鶴見大学・鶴見大学短期大学部、同大学付属中学校・高等学校、三松幼稚園を運営している。
円満な人格形成と社会に対する感謝・報恩を実践する「大覚円成(だいがくえんじょう)・報恩行持(ほうおんぎょうじ)」を建学の精神とし、これまでの卒業・卒園者数は、約10万人に上る。
15日の式典・祝賀会には、来賓をはじめ学園関係者ら延べ約1200人が出席。光華女学校が設立された現在の鶴大付属中・高で、創立を祝った。
学園主でもある總持寺の江川辰三禅師は、「多くの関係者のおかげで発展・充実してきた。歩みを振り返り、未来への限りない展開を探求していく」とあいさつ。生徒代表として登壇した鶴大付高2年の新妻真斗さんは「受け継がれてきた歴史と伝統に感謝したい」と話した。
また、文科省高等教育局の藤原誠私学部長は、少子高齢化による課題などを挙げ、「将来を自ら切り拓く人材が求められている。国の発展に貢献する人材の輩出に期待したい」と活躍を願っていた。
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