横浜商科大学(柴田悟一学長)=東寺尾=と鶴見区(征矢雅和区長)は3月20日、区内の観光PRや防災などの地域の課題解決に向け、包括連携協定を締結した。今後両者は同大の学生による区内イベントの企画や災害ボランティアへの参加などを検討していく。
協定は、区内が抱える課題の解決に対応し、地域社会を発展させることを目的に、締結された。「まちづくり・商店街育成・観光PR・環境保全」や「防災・防犯」など7項目において、連携協力していくことを確認している。
また、同大にこの4月に新設される「観光マネジメント学科」の学生による区内小中学校への修学旅行の企画提案・同行など、同大の強みを活かした取り組みも検討される予定だ。
両者は、区内で行われてきた旧東海道のウォーキングイベントに、同大学生が運営等で参加していたことなどから、交流があった。さらに広い分野で協力関係を築いていこうと、協定締結に至った。
「地域貢献は使命」
横浜商大は、地域貢献活動に今後さらに力を入れていきたい考えだ。これまで同大では、個々の教授単位での地域活動が主だったが、14年9月「地域連携研究支援課」を新設。大学として連携を進めるための窓口を設けた。
柴田学長は、「地元・鶴見への地域貢献は、大学にとっての重要な使命と位置付けている」と意気込む。
征矢区長は、「区が抱える災害対策や街の魅力発信などの課題を共有し、住みよい鶴見のため共に歩みたい」と語っていた。
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