あす4月3日告示、12日投開票の日程で行われる横浜市会議員選挙と神奈川県議会議員選挙。鶴見区では市会が定数6に対し9人、県会は定数3に5人が立候補予定。いずれも混戦が予想される。(3月30日起稿)
現職6人に3人絡む
6議席を争う市議選。現職では前回の得票順に、尾崎太氏(49・公明・1期)、有村俊彦氏(45・維新・1期)、山田一海氏(69・自民・7期)、渡邊忠則氏(50・自民・2期)、井上桜氏(50・5期・無所属)、古谷靖彦氏(43・共産・1期)の6人全員が立候補を表明。民主が元職の谷地伸次氏(68)と新人の沢村裕美氏(39)の2人を擁立。前回、解党したみんなの党から県会で当選した加藤正法氏(46・無所属)が、市会出馬予定。
尾崎氏は議員としての責任ある発言を重視。議論を通しての合意形成を図って実現してきた防災政策などの実績を強調する。
有村氏は4年間の無駄削減の実績を掲げ、市民サービス向上のための行政改革を主張。民意反映のための改革を訴える。
山田氏は7期25年、継続は力とし、地域福祉力向上や子育て支援などを掲げ、安全・安心・安定のまちづくりを訴える。
渡邊氏は少子高齢化が喫緊の課題とする。地方分権が進む中で、すべての政策において「横浜モデル」構築が必要と訴える。
井上氏は新市庁舎建設などではなく、空き店舗利用や教育、介護、医療福祉の人材育成など、税金は地域に使うべきと主張する。
古谷氏は4年間市民の要望を市政に届けてきたと主張。子育て中の働き世代代表として、中学校給食早期実現などを訴える。
谷地氏は町会役員でもある経験も活かし、会員増強や空き家対策、高齢者介護支援などを訴え、捲土重来を期す。
沢村氏は社会福祉・子育て支援などを掲げ、第二次ベビーブーム世代として、これからの地域社会を担うと主張する。
加藤氏は福祉・子育て・防災へ尽力し、人に優しい地域づくりを主張。公平な行政サービスを訴え、鞍替えする市政に挑む。
新人4人で混戦か
県会は3議席を5人で奪い合う。現職は鈴木秀志氏(62・公明・3期)が出馬を表明。新人では、小此木八郎衆院議員元秘書の川崎修平氏(36・自民)、前回次点だった檜垣明宏氏(52・民主)、元会社員の杉山達也氏(48・維新)、衆院選にも出馬した木佐木忠晶氏(30・共産)の4人。
鈴木氏は「政治家は実績で勝負」を信条に、介護ロボット普及や薬物防止、がん対策など、3期12年で実現した実績を訴える。
川崎氏は鶴見区担当秘書10年の実績を掲げ、防犯・防災活動支援や、大学や企業などを集積し、県を国際競争の拠点にと主張する。
檜垣氏は中学校教諭の経験から認可保育園を開設した実績を示し、少子化対策、社会保障安定のため、子育て支援の充実を訴える。
杉山氏は議員報酬や議員定数削減など、身を切る改革を訴え、徹底行革による財源を住民に還元することなどを掲げる。
木佐木氏は雇用問題などを課題とし、正規・非正規問わず、ブラック企業対策を推進し、政治を変えていきたいと主張する。
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