4月19日付けで安全運転管理者会の会長に就任した 山谷(ヤマヤ) 朋彦さん 獅子ヶ谷在住 56歳
町という現場に安全を
○…「悲惨な事故を少しでも減らしたい」。安全運転を指導する立場として、一定数以上の車両を保有する事業所などに配置が義務付けられている安全運転管理者。区内210の事業所を束ねる会長に就任。昨年は区内で6件の死亡事故が起きている。「0にするのはなかなか難しいかもしれないけれど知識があれば防げることもあるはず」 〇…出身は秋田だが、育ちは鶴見。やんちゃな子ども時代だったと振り返る。小学校の頃から柔道を始めるなど運動神経も良かったが「マラソンだけは苦手。近道していつも怒られていた」と笑う。建築業を営む父の姿を見て育ち、力になりたいと思っていた。東京の建築会社で修業を積んだ後、2代目として父の跡を継いだ。「土木系の仕事なので、建築よりも関わる業者は少ないし、一つの班で最後までやり遂げることが多い。連帯感が必要とされる分、責任感もある」
〇…自宅には結婚した2人の娘たちがサプライズで連れて来た2頭の大きな秋田犬が。「一人は世話すると宣言したのに結婚してしまって。もう一人は結婚する時に自分の代わりと言って連れてきた」と困ったように笑うが、今では家族の一員。休日は犬を連れてドライブ。10歳から所属していたボーイスカウトの仲間とは今でも飲みに行くこともあるとか。「この会長職もそうだけど、つながりに助けられることは多い」
〇…現場が好き。今でも朝の会議には必ず犬と一緒に顔を出す。「まずは職員の安全が第一」。その精神は交通安全にもつながる。特に力を入れていきたいのは情報共有。「当たり前のことだけど、事故情報や危険な場所など共有することで啓発に繋がるはず」。大きな心で会社を、町を見守っていく。
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