災害発生時にどう生きるかをテーマにした一泊二日の「防災サバイバルキャンプ」が、8月4日と5日、入船公園を会場に行われた。
このキャンプは同公園が主催し、今年で3回目。公園は避難場所などの指定はないが、「隣接する工場地帯には多くの人が働き、住宅も近い。一般の方はもちろん、いざという時のために我々職員も知識を持たねば」と桐山義志雄所長は企画の経緯を話す。
当日は、親子連れなどの区民ら8人、職員9人が参加。公園内のゲートボール場を使用し、炊事場やテント、簡易トイレなどを設置した。
電気などには頼らず、園内で剪定した木を薪がわりに利用。防災ご飯は、実際にビニール袋に米と水を入れて作り、災害時を疑似体験した。「発生から国の支援が来るとされる72時間をどう生きるか。経験しているのと、していないのとでは違う」と、福島県で東日本大震災を体験した菅野光喜副所長。夜には菅野さんによる津波体験の話もあった。
鶴見中央から4歳の息子と参加した男性は、自宅では避難グッズの用意や食品をストックするなど、防災を意識しているとした上で、「泊まるのは初めて。子どもも含め、良い体験」と話した。
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