法政国際高等学校の2年生の生徒らが10月26日、岸谷小学校の6年生・74人を対象に「発展途上国における教育」をテーマにしたワークショップを行った。
法政国際高等学校は、企業などと連携し、将来国際的に活躍できる人材の育成を図るスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されている。今回はその中の柱であり、生徒主体で社会課題の解決に取り組む「PASS」授業の一環。
これまで学んできたケニアの子どもと同じ年代の小学生に発展途上国の状況を伝えたいと、生徒ら自ら近隣の学校に依頼に回って実現した。
当日、生徒たちはケニアに住む6歳の少年の話を解説。12時間かけて家族のために水をくむことや、教育の設備も整っていないため、学校に通えていない状況を伝えた。
その後、児童らをグループに分け「発展途上国の子どもが学校に通うにはどうすればいいか」について話し合った。
児童からは、「水のある近くに引っ越せばいいのでは」「私たちが寄付をすればいい」などの意見が飛び交った。
授業を受けて児童らは「発展途上国の子どもたちがこんなに辛い状況だとは知らなかった。少しでもいいから力になりたいと思った」と意欲を見せ、法政国際高校の生徒は「予想外の発想が多く、勉強になった。少しでも身近な問題として考えてもらえれば」と願った。
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